リフォームやリノベーションをしたい
というお問い合わせは私どもにも大変増えています。
さて、ご質問の本題の両者の違いということですが
ご質問者様の仰る通り
工事の規模 や 金額 の大きさの違いに
結果的にはなるかと思います。
しかし、個人的に私が両者の決定的な違いだと思うのは
元の家の「設計コンセプト」を変えるか?変えないか?
ではないかと思います。
リフォームというものは
その家が新しかった頃の、元の状態に戻す
壊れてたり、汚れてたり、老朽化してたりする部分を
直し、綺麗にし、新しくする ことに
とどまる工事を指すと思います。
例えば…キッチン、お風呂、洗面化粧台、トイレというような
「水廻り設備を全て新しい物に入れ換える」という
「リフォーム工事」は多いですが
それにはそれなりに相当なお金が掛かりますが
それによって元の家の設計趣旨というのは
特に変わらないはずで
私は、これは大掛かりな「リフォーム工事」に
あたると思います。
一方で「リノベーション」はそもそも
その家に住む家族の家族構成や
そこでの暮らし方が異なるなど
住まいに求めるもの自体が変わることで
間取りにまで影響が及ぶような工事を指すと思っています。
例えば、お子さんが二人居るような
子育て世代用のまだ新しい家の間取りの「仕切り」を撤去して
老夫婦二人が広々としたリビングで過ごしながら
充実した収納でスッキリ暮らすような間取りに変更するのは
たとえ費用はそこまで大きく掛からなかったとしても
「リノベーション工事」になるのではないかと思います。
また一般的には「リノベーション工事」の場合は
耐震性や断熱性という住まいそのものの
基本性能と言われる部分にも手を加え、
元の状態よりももっと良くしようということが多いです。
ただ大事なのはリフォームだろうが リノベーションだろうが
まっさらの状態から ゼロから創り上げていける「新築」にはない
難しさがあるということです。
前提としてすでにカタチ有るモノが存在しているので
さまざまな制限がある中でモノづくりを行なわなければ
ならないということは、施主様もよく知っておいて頂いたうえで
物件えらびを進めてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長野市のアトラスホーム代表の松下敏之です。
建築士、ファイナンシャルプランナー、宅建物取引士、として
日頃たくさんの「住まいづくり」に関わっています。
多くの方にとって、身近でありながら、同時に遠い夢の存在でもある
「マイホーム」にまつわるお話をできるだけ楽しくお伝えしていきたいです!
アトラスホームHP
私が尊敬する大好きな人
野球選手 鈴木一朗(イチロー)さん
音楽家 山下達郎さん
池田森さん
建築家 伊礼智さん
私の好きな言葉
「我以外皆我師」
関連キーワード
住まいづくり、家づくり、ものづくり、住宅建築、
不動産購入、土地購入、土地選び、ガーデニング、
家具、インテリア、ファッション、観葉植物、
カーテン、照明器具、造園、木工、暮らし、
ライフスタイル、家事、育児、看取り、相続、